記事制作:hwakui
以前書いたコラム、
が、割と皆様に読まれて、共感していただけた方も多いみたいで、
個人的にとてもうれしいのですが、
今回は、周りにカミングアウトすることついて思うことがテーマです。
この前東京でリディラバさんのイベント行ったときに、代表の安部さんに「彼、うつ病だよ」と他己紹介された経験がありますが、
正直あのくらい隠さないのがちょうどいいと思っています。
過去に一度、僕は、「あああ、やってしまった・・・」 という大失敗エピソードがあります。
それは、元カノが過去に摂食障害を持っていて、
僕と付き合っていた当時にも、自傷行為などをしていることを、
共通の知人(女性)に相談してしまったことです。
結果として、その相談してしまった人を傷付けてしまいました。
電話越しで、
「なんでそんな事教えやっがった。今後どうやって接すればいいかわからないじゃん!責任とれや!」
と、言われてしまいました。
僕は、うつ病の当事者故に、うつ病その他精神疾患をカミングアウトされた方の立場を、
全くもって、理解できていませんでした。
いや、僕がカミングアウトされる立場だった時と、このパターンは様子が違い過ぎました。
上に書いた元カノの、境界性パーソナリティ障害らしき症状を、
元カノからカミングアウトされた当時は、付き合って半年のことでした。
池袋のカフェで、突然泣きはじめ、カミングアウトをしてくれました。
一方で、僕はカミングアウトされて、どう思ったかというと、
『なんとか治したい。そんなつらい思いは俺がさせない』
と、心の中で誓いました。
元カノは、別れ話になると思っていたそうで、安心していました。
『なんとか治したい。そんなつらい思いは俺がさせない』
こう思うのが、自然だと思っていたのです。本当です。
だから、共通の知り合いに相談した時、
まさか、
「なんでそんな事教えやっがった。今後どうやって接すればいいかわからないじゃん!責任とれや!」
と怒鳴られるとは、思ってもいませんでした。
ここから得た教訓は、相手を思う気持ちは人それぞれなんだと。
自分がこう考えるから、相手もきっと、こう考えるだろうというのは、
少し考えが浅はかだったのかなと思いました。
僕の場合、 うつ病であることをいろんな人にカミングアウト、
というか、もはやTwitterのフォロアーでもFacebookの友人でも、
知らない人はいないと思うくらい言いまくっているのですが、
それでも、「こいつなんやねん」と思われてしまうのか、
はたまた、「うつ病の友人なんかいらん」と思われるのか、
ただ単に投稿がつまらなくて、「もう友人の関係ええわ」と思われるのか、
そんなことは知りませんが、最近、よく友人数が減ります。
RemeさんのインタビューをFacebookで告知したら、
2人の友人が減りました。
信頼関係がない人とは、こっちから縁を切りたいと思って、割り切っています。
うつ病であることを、理解してくれない、ただ単に、
「こいつマジ意味わからん。馬鹿じゃねえの。なんで実名でうつとか、SNSで名前だして、ほんと何考えてんのあほなの?もういいわこんなやつ。縁切ろ」
たぶん、こんなことを思った方が、わざわざ僕からブロックしなくても、
先方からしてくださったんだなと思います。ありがとうございます。
一方で、信頼関係の話ですが、
今まで約4年間、自分がうつ病である旨が書かれている投稿を、
Facebookでたまに書き込んだりしてきたのですが、
いろいろな方から、応援、というか、いろいろなメッセージをいただきました。
「僕も一時心療内科に行ったことがあったよ~」
と、前職の職場の先輩。
「うつは他人事だと思えず、連絡しました。2つ役に立てばいいなと思い当たることがあります」
と、知人女性。
「あまり他の人には言ってないけど、自分もうつ病で休職して今年から復帰したよ」
と、大学の先輩。
「Remeのインタビュー見たよ。いいね!」
と、大学の先輩。
その他、今まで数え切れないほどの応援や、
共感したなどのメッセージをいただいていて、
本当に嬉しく思いました。
僕がうつ病であることを公開していることで、
気軽に、相談をかけてくれたり、共感のメッセージを下さったり、
そういった関係を築くことができました。
といっても、先ほどの例の通り、
皆が皆、このように肯定的にとらえるものでもないので、
本当に、カミングアウトするには、注意が必要だなと思いました。
その注意とは、まさしく信頼関係なんだなと思いました。
以前、Facebookのメッセンジャーで、
すごく軽く、「自分は発達障害かもしれない」という旨のメッセージを受け取りました。
僕は、これを見て、どう思ったか・・・
『なんでこんな明るいんだ・・・』と、
それ以外何も考えられず、テンションについていけず、
どのように接すればいいのかもわからず、返信できませんでした。
すごく失礼だったとは思いますが、
このようにカミングアウトされて、
『本当に発達障害なのか?』
と、疑ってしまいました。
これこそが、今思えば、信頼関係が上手く成り立ってなかった例なのかなと。
精神障害に、発達障害に、いろいろと
自分のネガティブな部分をカミングアウトをする場合、
本当に信頼関係のある方以外は、
どう思うのか、なかなか分からないのですが、
個人的な感想ですが、隠してつらい思いをするよりは、
信じてカミングアウトした方が、ずっと楽なんじゃないかなと思います。
もちろん、中には、「知りたくなかった・・・」と思ってしまう方もいると思いますが、
それは、本当の信頼関係では、ないと思います。
信頼関係が築けてないと人と付き合うのは疲れるので、
いっそのこと、関係を断ち切ってしまってもいいかなと個人的には考えています。
その方が、よっぽどストレスがかからないと思うからです。
あと、カミングアウトの仕方も、多少大事かなと思います。
僕の場合、いろいろ雑すぎたかなと思います。
ただ、これは僕なりの、
『なるべく元気に・・・なるべく明るく・・・なるべく心配をかけないように・・・』
という、心の声が、少しエスカレートしすぎたかなと思っています。
というのも、チャリ移住で、このブログをデビューし、
うつ病であることと、無茶なチャリ移住とが、うまく化学反応を起こし、
自転車さんとして、2chでデビューし、
叩かれまくったのですが(たまに応援もされた)、
これは、あまりにも雑すぎたと思っています。
結論としてまとめると、
本当に心配してくれる人、応援してくれる人と、
これからの人生を、関係を継続していきたいなと思いました。
なかなかカミングアウトをすることに、
躊躇してしまったり、なかなか言い出せない方も多いと思いますが、
個人的には、信頼関係のある周りの力に、
とても勇気をもらうことが多いので、
自分を隠さずに生きることの方が、
今後の人生を考えると、楽なんじゃないかなと思います。